60歳超雇用推進助成金(高齢者無期転換コース)

65歳を超えても意欲と能力のある限り働き続けたいという方も増えています。この制度は、そんな高年齢者の雇用を促進するために国が設けた助成金制度です。

 

◆制度の概要

この助成金は、50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者を無期雇用労働者に転換させた事業主に、国から一定額の助成金が支給されるものです。

 

◆主な目的

・高年齢者の雇用安定

・労働力不足の解消

・多様な働き方の実現

 

◆事業主のメリット

人材の定着率向上:ベテラン社員の知識や経験を引き続き活用できるため、業務の効率化やノウハウの継承に繋がります。

採用コストの削減:新規採用にかかるコストを抑えることができます。

企業イメージの向上:高年齢者の雇用促進に力を入れている企業としてのイメージアップが期待できます。

 

◆労働者のメリット

雇用不安の解消:無期雇用となることで、将来の雇用について不安なく働くことができます。

 

 

◆制度を利用する際の注意点

 

対象となる労働者

50歳以上かつ定年年齢未満の有期契約労働者であること

一定の雇用期間を満たしていること

 

支給額

対象労働者1人あたり30万円(中小企業事業主以外は23万円)

 

申請期限

無期雇用への転換後、一定期間内に申請を行う必要があります。

 

 

65歳超雇用推進助成金(高年齢者無期雇用転換コース)は、事業主と労働者の双方にメリットのある制度です。高年齢者の雇用を検討している企業は、ぜひこの制度を活用し、多様な人材が活躍できる職場づくりを目指しましょう。

 

 

 

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